遊びの延長で。2歳児の洗濯物おてつだいメモ
女の子だからかもしれないですが、うちのムスメは2歳前後からママのやることなんでもやりたくて、私が家事をしているときも「やりたい!」といいます。
彼女にとっては家事も遊びの延長で楽しいみたいだし、親としてもやってくれたら超助かるので、できるようにサポートしてみることに。一番やりたがる&できそうなのが洗濯まわりだったので、それができるようになるまでの話を書きます。
洗濯にまつわるTODOを分解
できそうなところからやってみるために、TODOを分解して、単純な作業からやらせてあげました。洗濯だとこんな感じ↓。①~⑥が簡単(ムスメができそう)な順です。
- 洗濯機に洗濯物を入れる →①
- 洗濯機に洗剤を入れる&まわす →②
- 洗濯物をハンガーにかけて干す →⑥
- ハンガーからはずす →⑤
- たたむ →④
- 収納する →③
できそうなところからやってみる
①洗濯機に洗濯物を入れる
一番簡単なのがこれ。
- (私)踏み台を洗濯機前に置く
- (ムスメ)登ってスタンバイ
- (私)洗濯物を入れたカゴを洗濯機の高さに合わせて傾け持つ
- (ムスメ)カゴから洗濯物をひっぱり、洗濯機に入れる
特に難なく出来ました。
②洗濯機に洗剤を入れる&まわす
「手首をひねってキャップを傾け、洗濯機の穴に注ぐ」のが少しむずかしく、かつ洗剤は手についたら肌荒れしやすいので、同様の動作が水遊びで出来るようになってからやりました。
- (私)洗濯機の洗剤入れるところを開ける
- (私)キャップに洗剤を注ぎ、ムスメに渡す
- (ムスメ)洗剤を穴にそそぐ
- (私)キャップを受け取り、洗剤容器にフタする
- 柔軟剤も2~4を繰り返し入れる
- (ムスメ)洗剤入れを閉める
- (私)洗濯機のフタを閉める
- (ムスメ)「スタート」スイッチを押す
③洗濯物を収納する
事前準備
まずは自分の服だけでも自分で片付けられるように、環境を整える。保育園(年齢に応じて、自分で自分のことが出来るようにイロイロ工夫されています)を参考にしました。
- ムスメの衣服収納を、自分のちからで出し入れできるようなものに変更。いろいろ調べて、無印良品のポリプロピレンケースハーフを6個購入。
- ムスメの手がとどく高さ・場所に、ポリプロピレンケースを設置
- Tシャツ、ズボン…など入れる場所を決め、それぞれ色画用紙で作ったマークとラベルを貼る(保育園と同じような見た目に。)
- ↓こういうやつです。市販のラベルもあります。
- 7割ぐらいの量だけ、服をしまう(ギュウギュウに詰めると、ムスメが服をしまえない)
これを設置してムスメがはじめて見た時、めっちゃ喜びましたw
実践編
- (私)洗濯物をたたむ (ムスメ上手にはたためないけど、隣でマネしてる)
- (私)たたんだ洗濯物をカゴに入れる
- (私&ムスメ)カゴを収納ボックスまで運ぶ
- (ムスメ)自分で各ひきだしをあけ、洗濯物をしまう
多少ぐちゃっとしていても、ムスメが「たためた!」と思えたときは褒めて、そのまま収納します。繰り返しているうちに、上手にたためる枚数が増えていきます。
これをやるようになってから、登園時のお着替え補充も、自分でやるようになりました。
④洗濯物をたたむ
ムスメ、最初は遊びながらぐちゃっとたたんでいたのですが、「上手にたたみたい」と思うようで、保育園の先生・私の仕草をマネて徐々に上達。教えるときは、ゆっくり1つ1つの動作を見せてあげるといいです。例えば長袖Tシャツなら
- Tの字に広げて、シワを伸ばす
- 右手をたたむ
- 左手をたたむ
- 下半分を上半分に重ねる
- さらに半分にたたむ
という感じです。
⑤洗濯物をハンガーからはずす
握力がついて、ピンチを開閉できるようになってきたころ、洗濯物をはずす作業も一緒にやるように。ちなみにうちは↓こういうハンガーと、普通のハンガーを使用。
なお、うちの↑はピンチが固く子どもがやりにくかった(大人もやりにくかった)ので、100均で洗濯ばさみを買ってきて、全部付け替えてしまいました…
- (私)家具など適当な場所にハンガーをかけ、ムスメがピンチに届くようにする
- (私)下にカゴをおく(ムスメがピンチを外すと、洗濯物がカゴに落ちるようにする)
- (ムスメ)やる!
⑥洗濯物をハンガーにかけて干す
- (私)家具など適当な場所にハンガー、普通のハンガーをかけ、ムスメが届くようにする
- (私)ムスメの洗濯物で、裏返っているものなどがあれば直してとりだしておく
- (ムスメ)やる!
体の大きさ的に、ムスメが干せるのは自分の洗濯物と、大人の靴下・小物のみ。タオルや大人の服は、私が干します。
続けるコツは、見守る・手助けする
先日たまたま、↓の記事を読んだのですが、
その中にこんな一節があり。
子どもの脳は『遊び』よりも『お仕事』を好むようにできている
『遊び』と『仕事』の違いは何だと思いますか? それは、お仕事にはちゃんと始まりがあり、終わりがあることです。
(中略)
自分でやりたいと選んだことを、困難を乗り越えて、最後までやり遂げる。そうすると、どんな小さな子どもでも心から満足そうな顔をします。達成した快感を味わうと、子どもは何度もそれを繰り返したいと思うものです
確かにムスメを見ていて納得するところがありました。
一連の流れがすべて出来るようになったころから、なぜか毎日やりたがり、(主に私が疲れて面倒になって)やらないと怒られたり、洗濯物が乾いていないとがっかりするレベルに。「最初から最後までできた!」というのが、おもちゃで遊ぶよりも嬉しい・楽しい、ということなんだなと。
時に上手にできない・あぶない場面もありますが、余計な口出しはせず、こどもが「できるようになる」のをじっと見守って、必要なら手助けをしてあげて、できたときは一緒に喜びを共有することが大切だなと思いました。
ムスメは料理もやりたがり、刃物・水・火を使わない系(おはしを並べる、チーズを載せる、ヨーグルトをお皿にとりわける、など)の限定的なことしかさせてあげられないのですが、もうちょっといろいろやらせてあげたいなーと思います。