住んで埼玉

IT系ワーママ。育児・家事雑記など。

産後、会社員を辞めフリーランスになったわけ

埼玉県在住、2歳のムスメが1人いる、フリーランスディレクターの女です。よく「フリーランスなんて大変だね」「よくできるね」と言われるのですが、私はむしろ会社員が続けられなくてフリーになった人間。なんでフリーランスになったか、書いてみようと思います。

前提①:会社を辞める直前の、仕事経験・スキル

  • Webサービス受託制作・事業会社数社で、Webディレクター9年

前提②:私の身辺状況

  • 居住地:埼玉県
  • 自分以外の同居家族:夫、2歳児の2人
  • その他の家族:夫の両親・義兄夫婦が徒歩10分以内に在住。
  • 家事・育児分担:ほぼ私
  • タイムスケジュールは↓の過去記事に詳しく書いています。

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理由①:フルタイム勤務したかったけど、時短しか出来なかった

在宅勤務可・スーパーフレックスな企業も増えていますが、私が勤めていた会社は当時、10-19時の普通の企業でした。19時まで居られないと「時短勤務」するしかなくて(たとえば、8時半-17時半でもフルタイムにならない)、私の場合、自宅@埼玉から会社@都心で往復3時間かかるので、頑張っても6時間でした。

※現在は、育休明け復帰された他のママ社員さんたちの働きかけもあり、コアタイム制になったようです。そこまで交渉するほどの意欲がなかった、のは私の反省。

理由②:時短勤務でも、家事・育児との両立が難しかった

7時半に家を出て子供を保育園に預け、17時に帰宅し、それから夕食・子供の世話、家事…✕5日間。うちは夫が激務で家事・育児の分担はできないので、私がやるか、家事代行を頼むといった方法しかないです。

普段はまだなんとかできるとして、辛いのは子供が体調を崩して休んだとき。どうしても出社する必要があれば病児保育を頼む必要があります。ただこれも手続きが大変だし、結局とんぼ帰りで意味を感じず止め。。。有休取って自宅看病しても、結局PCを立ち上げたりして、労働時間に換算されないこの時間は一体…と不毛なことを考えてしまう。精神衛生上よくない。

世のママさんたちは本当に頑張っていらっしゃると思います。私には…出来なかった!

理由③:毎日大変なのに、収入大幅減でモチベーションが上がらない

基本オフィスにいる時間ベースで月給・ボーナスが換算されるため、6時間勤務だと以前の75%。毎日くったくたに働いて、ときには電車内や夜もシゴトして、有休も子供の看病で消えて、え、これなんのために働いているの私…(^q^)???????

評価されても給与はほとんどあがらないし、この生活を子供が大きくなるまで続けるのか…と途方に暮れた。

もちろん割り切って、サービス残業などせず、75%に収まる仕事をするのが正しいかもしれません。私は自分でそれなりの責任感とやりがいを感じて仕事をしたかったので、これは無いな、と思いました。

理由④:一緒に仕事やらない?と声をかけてくれる人がいた

IT・Web系はプロダクトのサイクルも早ければ、人の出入り・流動も激しい業界。同僚が転職したり、転職先で知り合いに会うといいったことが日常茶飯事です。SNS上で仕事環境が変わったことを報告することも多いし、フランクに「今なにしてるの?○○興味ない?」といったことがやりとりされます。

そんななかで、タイミングよく懇意にしている元同僚が、やっている仕事でディレクターがほしいんだけどやらない?と声をかけてくれました。

仕事内容への興味はもちろん、勤務体系・金額などの条件もよく話がまとまったので、転職感覚でフリーランスになることを決意しました。

理由⑤:フリーランスで自分のやりたい仕事ができる見通しがたった

とはいえ、案件ベース・期間での契約なので、突然仕事が終了することもあります。本当にフリーランスとなる前に、自分のスキルの棚卸し・市場価値を客観的に評価して、どういう仕事内容ならいくらぐらいで引き受けられそう、と試算し、労働に見合った対価を稼げる見通しがたちました。

他に、PM・ディレクター・エンジニア・デザイナーなど、フリーランスで活躍されている方、独立して会社を立ち上げている方の話をいろいろ話を聞くことで、ぼんやりしていた「いけるかな」が「いけそう」になり、最後は「お仕事0になっても、なんとかできるだろきっと…!」というバンジーにより決着。

最後に:自信を持って生きることは、きっと子供のためにもなる(はず)

私は、産前キャリアを活かしたフリーランスの道を選びましたが、ディティールはどうあれ、自分が納得できるお仕事・収入・ライフスタイルが送れることが、何より重要だと思います。

私は今の生活になって、変なことでイライラすることが減り(そりゃたまにはイライラする…ごめん…)、子供がいるときは思いっきり、子供に向き合えるようになりました。先のことはわからないですが、今を後悔せず、自信を持って過ごしたいと思います。

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