住んで埼玉

IT系ワーママ。育児・家事雑記など。

「海街diary」だけじゃない!吉田秋生の名作3選

映画化されて話題になった「海街diary」のコミック著者・吉田秋生さん。1977年に漫画家として活動開始されたそうで、数々の受賞歴もある超大御所の方なのですが、全く存じあげずここまで生きてきました。

で、先日海街diaryの7巻発売に合わせて、吉田秋生さんの作品がkindleストアで0円セールをやっており、その何冊かを購入した結果どっぷりハマった。特にグッと来た3作品を勝手に紹介。

BANANA FISH

名前は聞いたことがあったけれど…こんなに名作だったとは!もっと早く読んでいればよかった!ニューヨークを舞台に、ストリートキッズの生き様を描いたハードロマン。秀逸な謎かけ、愛すべき登場人物たち、一瞬足りとも目が離せないめくるめく展開…これがフラワーコミックスで連載されていたとは思えない、いやでも一線を超えそうで超えない友情の描写は少女コミックか…厨二病と呼ばれてもいいや!おすすめです。

kindle好きの私ですが、本のほうが断然おトク!ということで、amazonマーケットプレイスで買い求めました。番外編も含めた12冊、状態のいいものを2000円弱で購入。イマイチだったら売ればいいやと思っていたけど、これは蔵書しておきたいと思った。超おトクでした。

YASHA

一瞬BANANA FISHロスになりながらも、次の糧を求めてマーケットプレイスで購入したYASHA。ある天才青年たちを中心に、遺伝子操作、バイオテロなどを経てとんでもない惨劇になっていく話。BANANA FISHとはまた違ったハードさで、あまりの悲惨さに登場人物に対する愛情はあまり持てなかったが、おもしろいことは確か。マーケットプレイスなら1000円くらいで買えます。

イヴの眠り

YASHAの続編。ネタバレになっちゃうので詳細は書けないけど、YASHAで少し「そんな綺麗に終わる…か?」となんとなく感じたことの伏線回収をきっちりやってもらった感のある5巻。中古最安値でも5冊で1000円以上になってしまい、そこまで安くはないですが、YASHAを読むなら是非読みたい。

もちろん「海街diary」もおすすめです!既刊7巻、未完です。

関係ないけれど、YASHAを読んでる途中、山田宗樹の「黒い春」を思い出した(黒い春のほうが2012年出版ではるかに後なんですが)。面白いけれど後味は良くないです…でも面白いけど…山田宗樹なら「百年法」が良かった。

いやー、久々にコミック購買スイッチが入ってしまった。来月も買ってしまうに違いない…